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話が無駄に長いから文章も無駄に長い。。。

 2か月にわたり宿題的なコラム4回終わりました。当初は文章書けるかなと不安でしたが、話が長い私は文章も無駄に長く難なくクリアしましたが逆に長くなりすぎたかも的な展開でした。コラム最終回のテーマはプロサーファーの活動についてでした。多くのプロサーファーが稼げないでいて、それを聞いた一般のファンの方たちがプロサーファーは頑張っているのに稼げなくて可哀そうと思っている。最近はそんな状況なのですが、稼げないのには訳があります。結論から言うとたいして努力もせずにお金をくれとか貰えないとか言っているだけで自分は評価されないとか、それを一般の方にぼやいて拡散していて、それを見ている一般の方も思い込みで彼らプロサーファーは相当な努力をし、活動を展開して頑張っているのに稼げずに可哀そう、もっと評価されるべきだという風潮になっていますが、ちゃんと活動が出来ているプロサーファーは当たり前のように稼いでいるし、稼ぎ方を知っています。まぁそんな内容です。稼げない、スポンサーがないプロサーファーはその人自身に少し問題があるように思います。 では4回目のコラム↓ 本当はこの 4 回のコラムの中でアメリカの東海岸のカルチャーの話をしたかったのですが、みんな地球の裏側の話よりもお金の話の方が興味あるかなと思い今回はコレ。 プロサーファーって稼げる?と思いますか?? 僕は立場的にプロサーファーやサーファーとスポンサー契約する立場にありますから、選手と契約する側から見た目線で話します。 結論からいくとプロサーファーは活動次第で無限に稼げます。世界一有名なプロサーファーの帝王的な人いるでしょ?彼はサーフィンで大金持ちになりました。 でも、まずはスポンサー収入 スポンサー契約する企業側は様々な理由や目的で選手とスポンサー契約しサポートします。スポンサーからお金を獲る為の近道はそのスポンサーが何を求めて自分をサポートしてくれているのかを見極める事です。スポンサー企業は何の為にプロサーファーと契約すると思いますか?結論から言えばその過程がどうであれそのスポンサー企業の収益増や知名度の向上と維持が目的です。言い方を変えれば広告の為に契約します。広告効果があればそれに見合った金額を広告にかけます。逆に効果が無ければその広告は打切りまたは違う手段で再度広告をうちます。仮に日本のサーフィン業界でチャ

コラムって??

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数回にわたりインタースタイルのサーフィン部門コラムを書くことになりました。 初めにこの話が来たときコラムって聞いたことあるけど、よくわからないのでネットで検索して調べました笑 まぁ個人のブログみたいな感じですね。 せっかく長文書いたのでこのブログにも同じ内容載せますね。 ↓コラム 僕は自身の名前 (→ 誠 ) の影響なのか、仕事においては本物志向で嘘が嫌いです。そして物づくりが職業なので常に高いレベルで技術を高め探求しています。 そこで今回のコラムのテーマは 「リアルシェイパーとフェイクシェイパー」 本物と偽物。どのジャンルでも必ずあるこの二極の光と影。残念ながらシェイパーの世界にもそれはあります。今フェイクシェイパーは世界的に多いとの事であちらコチラにいると聞いています。 先ずは僕から見たシェイパーの種類。 ハンドシェイプしかしないシェイパー ハンドシェイプが完全に出来てマシンも併用できるシェイパー ( マシンを使ってもフルハンドでも同じボードがシェイプ出来できる。マシン × シェイピングソフトをプレーナーの如く操れます ) ハンドシェイプが完全に出来てマシンも使う。作業時間短縮の為に自身のボードをスキャンしてマスターボードデータを作成しシェイプ。ボードカットは他社に依頼マシンの操作などはしないがマシンを使ってもフルハンドでも同じボードがシェイプ出来ます ハンドシェイプが完璧に出来なくて ( 技術不足 ) マシンに頼ってボードをカット、そしてスムージングしかしないシェイパー ( しかしボードデザインは完全に自身のオリジナル ) もちろんハンドシェイプが出来なくて、マシンに頼ってボードをカットしスムージングをするシェイパー。一見 3 と同じですが、そのボードデザインは他社大手ブランドや他人のボードをスキャンしたデータだったり、それらを掛け合わせたものだったり、ようは盗作品 もっと種類あるかもだけど、簡単にあげると 1 〜 5 です。じぁあどこまでが本物でどこからが偽物か? 答えは簡単です。世界的基準でみればハンドシェイプを完璧に出来ない時点でフェイクシェイパーです。僕もそう思います。僕は世界のサーフィンビジネスの第一人者達と話す機会が多々ありますが、彼らもその感覚でした。項目 1 〜 3 は作業手順や工程が違うだけで同格

ハンドシェイプ と サーフボードデザインソフト の話

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1 番初めにシェイプソフトを使い出したのは 17 年前くらいだったかな?その頃はシェイプ初めて 5 年程度で丁度クラークフォームも潰れた時で国産のブランクスの開発などを手伝っていてそこでマシンシェイプを使っていて少し興味があり知人の紹介でマシン屋さんを紹介してもらいボードをスキャンしたのがきっかけで AKU のソフトを少し使い出しました。ソフトを使った第一印象は超簡単と思いました。元々 Illustrator や Photoshop などを使っていたのでソフト自体は結構簡単な感じでした。仕事の都合上何度かカットも出したしデータも調整とかしてたりとかもしてたのですが、やはりハンドシェイプの方が全然楽で早いので実際に使ったのは数ヶ月でカットもそんなに出さなかったです。それが 1 番初めで。 そして本格的に使い出したのが 2016 年からです。なんでこの年からサーフボードデザインソフトやマシンシェイプを始めたかというと WRV に加入してアメリカでシェイプするようになったからです。 1 番初めにアメリカに行った時に次に来る時はこっちでシェイプするから Shape3d のファイルがあった方が仕事がはかどると言われたので、帰国後にすぐにボードをスキャンする為に Shape3d を使えるマシン屋さんを探しました。まぁすぐに見つかります。そこからはカットしては調整の繰り返しで数ヶ月かけ 6 モデルぐらいのデータを作りました。 Shape3d のソフトは AKU に比べて少し難しいです。どう難しいかは使ってみればわかります。多分だけどマシンシェイプしかしてないフェイクシェイパーは大体 AKU のソフトを使っているイメージがあります。僕主観ですが …  イメージ AKU は初心者から使えて Shape3d は中上級者以上のイメージです。そして僕のソフトの使い方は多岐に渡ります。データを使ってカットはもちろんですが、データを使ってハンドシェイプもします。PC上にデザインのデータがあり、それを紙に書き出し、ハンドシェイプをします。自分自身がマシンと同じ役割をすると言うことで、マシンシェイプとハンドシェイプの仕上がりにギャップもほとんどありません。もう最近では当たり前ですがなんせモデル数が多く覚えきれないのが現状です。年齢もありますが …  よく出るモデルはもちろん全て把握していますが、削

忙しくて時間がないと言う話

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なんか仕事がすごく忙しく時間がありません。みんなはどうしてるのかな? 自分はとりあえず 1 日 24 時間働きます。それではアメリカにいる友達たちはその場合どうすると思いますか?彼らは「忙しい忙しい時間がない」と言いながら 9 時から 5 時までしか働きません。どちらかというと 9 時から 5 時までが忙しいのです。そして今日終わらなかったことは明日するという感覚。それが毎日積み重ねられるのでそんなに重要じゃない数カ月前の案件はそのまま放置なんて事はよくあります。そして仕事以外の時間はガッツリプライベートなのです。アメリカの場合、夏ならタイムゾーンにサマータイムもあるので仕事が 5 時に終わっても夜 9 時過ぎまで明るいのでサーフィンも出来るし、明るいうちから酒場に繰り出すとかまさにハッピーアワーって感じの時間を過ごしたり、家族で過ごしたり、とりあえずプライベートな時間をすごく大切にしています。彼らの人生における優先順位では仕事は限りなく低いのかなと思う。 24 時間仕事人間の自分?日本人?には初めは理解出来なかったです。アメリカに行き始めの頃は朝早くから夜中までシェイプルームにいる生活をしてましたが、徐々にあっちの生活習慣になれて最近では僕自身もアメリカにいる時はまぁまぁ忙しくても 9 時 5 時でしか仕事をしなくなりました。  というたわいもない話。  

買い物 と 開拓者 の話

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 なんか自分の書きたいことを自由に書くために始めたブログが早速数ヵ月更新しないという典型的な状況に陥っていましたが、それも自由。 サーフボード屋さんなので夏に差し掛かり忙しくなり仕事に追われる日々でした...今年は樹脂カラーやブラシの割合がかなり高く8割強は色物、最近は少しクリアの割合が上がってきている気がしますがカラフルなボードのオーダーが多いです。 そして話は変わり、 今年は少し大きな買い物を2つして、1つは秘密ですがもう1つは最近買った不動産でこの2週間ぐらいは庭いじり的な?やることが多すぎて半分開拓的な?事してます。もちろん仕事の合間なので忙しさ継続のタダ働き多しな感じ。抜かなきゃならない木が結構あり7割がたは友人にユンボで抜いてもらい、3割がたはスコップ1本で自力で抜きました。途中ギックリのアクシデントがあり数日仕事を休みましたが、もうほぼ完了! それにしてもスコップ片手に黙々と作業してると意外に頑張れる自分に気付き、前世は日本人で楽園だと騙され途上国に連れて行かれて森を開拓させられた開拓者たちの中の1人だったのかなとくだらない事を考えながら作業してました。でも森を買ったわけではなく建物を買ってそこの庭に不要な木が少し多めに植わってて少し頑張って抜いただけで開拓者ぶっているという話。まぁとりあえず頑張ってます。

WRVの話 と ちょっと怖くて勿体ない話

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自分が在籍する WRV の事を少し書きます。正直、日本人の多くの人が WRV 事をよく知らないと思うので軽く説明しますね。 WRV の歴史は 1967 年アメリカのバージニア州バージニアビーチでサーフショップとしてスタートしたのが始まりです。その後サーフボードブランドとして展開し、アメリカのイーストコーストで 1 番大きなサーフボードブランドにまで成長しました。 50 年以上の歴史があるブランドです。現在、 WRV 直営店のサーフショップはバージニア州バージニアビーチ、ノースカロライナ州アウターバンクスのキティーホーク、プエルトリコ、ハワイのオアフ島 ( 現在、移転準備中 ) そして日本にあります。サーフボードの工場はバージニアビーチ、ノースカロライナ、コスタリカ、そして日本にあります。その中でもノースカロライナの工場はとても大きくシェイピングマシン 1 台、シェイプルームが 5 個ぐらいとラミネートルームのラミネートのウマが多分 30 以上あり ( そういえば数えた事ない… ) サンディングルームが確か 4 個。そんな大きな工場で毎日じゃかじゃかサーフボードを作っています。因みにバージニアビーチにもシェイプルームが 5 個ぐらいあります。在籍のシェイパーも多いので必然的にシェイプルームの数は多くなります。 話はサーフショップに戻って、バージニアビーチの本店はまさにアメリカンサイズというほど大きなサーフショップで僕自身が今まで見た中で 1 番大きなサーフショップでまさにデパートっていうサイズです。じゃあなんで WRV が日本であまり知られていなかったかというと、ただ単に日本での展開が無かった為です。実際に日本で展開されてるブランドで日本人が誰もが知ってるブランドでも海外では無名だったりもします。 僕自身も WRV と契約する前は WRV ブランドのイルカのロゴは知ってましたが、ここまで大きなブランドとは知りませんでした。もし、知っていたら多分シェイパーになりたいとか連絡とって無かったと思います。間違いなく相手にされないと考えたと思います。現に始めて会いに行った時あまりに大きなブランドすぎて「俺は交渉する相手を間違った…」と思いました。この話は今度ゆっくりと書きたいと思います。 そして、なんで今回この事を書こうと思ったかと言うと、僕が WRV のシェイパー

WAXの話

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今回はサーフィン寄りの話です。 みなさんサーフボード用のWAXはどう使っていますか? なんかたまに上手くなるために足を置く場所しか塗らないなんて話を聞きますが、大きな間違いです。 wax はボードの広範囲に塗りましょう。ポイントは足でも手でも体でもいいけどサーフィン中に滑って困るところ全部です。 これは、自分がたまに人にサーフィン教える時にWAXを正しく使えてない人に教えてる内容です。 そして、これで終わりでは無いんです!  まだ塗るところがあるんです。これはコンペよりの人にしかアドバイスしてませんが、それは足の裏です。なんで足の裏かと言うと足の裏も脂っぽくてそれが原因でよく滑るんです。こんな経験ないですか?海に入って 1 本目のライディングで足が滑るまたは滑りやすい、でも 2 本目はそんなに足が滑らない。それは足の裏に wax が付いてない状態と付いてる状態の違いです。先に書いたコンペよりの人に教える理由はコンテストだと 1 本目のライディングから良いライディングをする為に足が滑るリスクを無くす為です。 じゃあどう塗りますか? それはボードに wax を塗った状態で波打ち際まで行き水がボードにかかった状態でボードの上に足の裏をグリグリ擦ります。 ( 砂は付かないように )  その際はスタンスの位置ではないそれほど wax が重要じゃない位置でグリグリします。なんかこんな光景見たことないですか?上手い人が波打ち際でグリグリしてるの見たことありませんか?そういうことなんです。サーフィンで wax はかなり重要です。 余談ですが、本当に滑るリスクを最大限に無くすために多くの上手いサーファー (CT サーファー含む ) はデッキパッドにも、足にも直接、ウェットスーツやゼッケンにも wax を塗っています。自分はエキスパートじゃないので足の裏にグリグリまで十分ですがそれでも 1 本目から快適にサーフィンできますよ。あと職業柄、新品のサーフボードに乗る機会が多いですがニューボードは滑りやすいのでその時は手のひらにもうっすらWAX塗ります。   写真)MAボードとアメリカの美女たち in プエルトリコ Macoto