WRVの話 と ちょっと怖くて勿体ない話
自分が在籍するWRVの事を少し書きます。正直、日本人の多くの人がWRV事をよく知らないと思うので軽く説明しますね。WRVの歴史は1967年アメリカのバージニア州バージニアビーチでサーフショップとしてスタートしたのが始まりです。その後サーフボードブランドとして展開し、アメリカのイーストコーストで1番大きなサーフボードブランドにまで成長しました。50年以上の歴史があるブランドです。現在、WRV直営店のサーフショップはバージニア州バージニアビーチ、ノースカロライナ州アウターバンクスのキティーホーク、プエルトリコ、ハワイのオアフ島(現在、移転準備中)そして日本にあります。サーフボードの工場はバージニアビーチ、ノースカロライナ、コスタリカ、そして日本にあります。その中でもノースカロライナの工場はとても大きくシェイピングマシン1台、シェイプルームが5個ぐらいとラミネートルームのラミネートのウマが多分30以上あり(そういえば数えた事ない…)サンディングルームが確か4個。そんな大きな工場で毎日じゃかじゃかサーフボードを作っています。因みにバージニアビーチにもシェイプルームが5個ぐらいあります。在籍のシェイパーも多いので必然的にシェイプルームの数は多くなります。
話はサーフショップに戻って、バージニアビーチの本店はまさにアメリカンサイズというほど大きなサーフショップで僕自身が今まで見た中で1番大きなサーフショップでまさにデパートっていうサイズです。じゃあなんでWRVが日本であまり知られていなかったかというと、ただ単に日本での展開が無かった為です。実際に日本で展開されてるブランドで日本人が誰もが知ってるブランドでも海外では無名だったりもします。
僕自身もWRVと契約する前はWRVブランドのイルカのロゴは知ってましたが、ここまで大きなブランドとは知りませんでした。もし、知っていたら多分シェイパーになりたいとか連絡とって無かったと思います。間違いなく相手にされないと考えたと思います。現に始めて会いに行った時あまりに大きなブランドすぎて「俺は交渉する相手を間違った…」と思いました。この話は今度ゆっくりと書きたいと思います。
そして、なんで今回この事を書こうと思ったかと言うと、僕がWRVのシェイパーに加入した時に日本人の知人達に凄く温度差があったからです。WRVを昔から知っている人達は本当にビックリしてました。この話をプロサーファーの世界で例えるならWQSを回らずしてWCTに入ったぐらい快挙だったからです。でも知らない人は「へぇ〜、それで?」で終わりでした。その時に思った事は知らないって怖いなと思いました。何事も知らないって怖いし、ほとんどの人が色々な世界を見ないし、見ようとしない。それはとても怖い事だし、世界は広いのに知らないなんて勿体ないと思います。僕自身もWRVを見るまでどんなに大きなブランドかを知らなかったし、アメリカのサーフビジネスの規模の大きさやそれに対しての日本のサーフィン業界の小ささも解って無かったです。もっとあらゆる視点から物事を幅広く見て成長しなきゃと思った瞬間でした。という話です。